脳疾患治療における頭皮用コームの使用
この電極を使用することで、頭部の治療の際、被治療者の頭髪を剃ることを避けることができ、次のような様々な疾患の治療に対応しています。
- 長期的に続く重度の慢性疾患、脳に関連した病的過程(炎症性、血管性、代謝性)
- 高次神経活動障害(記憶喪失、無意識症など)
- 不適切な行動、聴覚、嗅覚、協調性、視覚障害など
- 精神状態が発端とされるあらゆる難治性疾患
- 病因不明の疾患
- ヴォルテスト(Voll test)で検出された頭部エネルギーの異常値
スクエナー頭蓋療法の効果はスクエナー療法の効果と似ていますが、より顕著であることが多いです。最も一般的なものは以下の通りです。
- 気分の改善、協調性の遂行、活動性の向上
- 睡眠の改善、感覚の質の向上、行動反応の正常化
- 精神活動の改善、正常化された頭部エネルギー(ヴォルテストの結果による)
- 損傷領域の機能を部分的に実行するための脳領域の刺激(長期的な治療が見込まれる)
《治療方法》
出力レベルを心地よいレベルに設定します。
ゆっくりと頭皮に沿って頭皮用コームを動かします。
頭皮用コームからの刺激がより感じるエリアがあれば、そのエリアで頭皮用コームを維持または移動させ、注意深くピリピリ感の変化を感じとってください。(10〜20分)
(この変化とは1回のセッションの治療中や以前のセッションと比較)
治療は、機能不全の脳の領域を予測して行われます。
被治療者自ら頭皮用コームを使用できる場合は、通常の治療の前または後に、使い方を指導して10〜15分治療してもらい、治療中に被治療者の感覚をコメントしてもらいます。
被治療者自ら治療できる場合は、中枢神経系の患部であろう領域を考慮に入れて、頭全体を治療します。また、被治療者の擬態や発話にも注視してください。(痛みを伴う部位があると、特定の反応があります。)
治療している間に、初期の痛みのレベルが大幅に減少し、痛みを伴うエリアのサイズが減少します。時には、そのエリアをが移動することがあります。
次の治療では、痛みのある部位が減少し、痛みが緩和され、頭の筋肉の緊張が軽減されます。
《総括》
- 基本的なスクエナー治療に加えて、頭皮用コームを使用することで、より安定した迅速な治療結果を得ることができます。
- 被治療者が積極的に治療に参加することができるので、心理的にも良い影響があります。(被治療者自ら治療が可能な場合)
- 治療技術は非常に簡単で、被治療者に指導するのに1分もかかりません。
- この治療(疼痛治療)の明確な結果は、治療者および被治療者の両者にとって良い結果となります。
- 最終的な結果は、一連の治療の1〜3ヶ月後に評価されます。(リハビリテーションのプロセスは、この期間中も継続します)
《参照文献》
- Samosuyk I.Z. et al. “Manual, Homeopathic, and Reflexotherapy of the Spinal Osteochondrosis”, Kyiv, Zdorovie, 1992, p.270.
- Triumfov A.V. “Topic Diagnostics of the Nervous System Diseases”, Moscow, Medpress, 2000.
- Chuprikov A.P. et al. “Lateral Therapy. Guide for Doctors”, Kyiv, Zdorovie, 1994.
RITM Australiaのブログ・ニュースを意訳したものです。